相変わらず、夕飯時にはモンド21の麻雀を見ている。
昔は「自分で打たなきゃ面白くない」なんて思っていたけど、昔雑誌でしか知らなかったあこがれのプロたちの試合を後ろで見ているのは結構楽しい。
昨日放送された試合では、荒さんが土井さんに振り込んだ7萬。これは絶対に荒さんが振り込むとおやじと大騒ぎしながら見ていたら、やっぱり、荒さんがうってしまった。
流れはこう。
場はすでに終盤。
この日、荒さんは調子悪く、すでに箱を割っていた。
一方、土井さんは2位から1位に逆転して、調子のいいまま親に入ったところだ。
そして、この局、2人同時に勝負手が入る。
親の土井さんには配牌時にドラの東が3枚。それだけでマンガン。絶対に上がって1位を確定させたい。一方、荒さんにはチャンタ系で、逆転とは言わないまでも、少しでも挽回できるいい手が入った。
そして、両者とも順調に手が進む。
荒さんは、イーペーコーができあがって、一応テンパイ。頭待ちの状態で待っていたら、678が789に変化して純チャンが確定。後は1か9が来てくれればいい。「この流れなら、自分があがれる!」。誰が打っていても、そう思ったと思う。
で、親の土井さん。配牌時にドラの東が3枚あって、手が揃えればいつでもあがれるという状態から、さらに順調に伸びて、678の三色までついてテンパイ。
待ちは6・8のカン7萬。
ところが、土井さんには見えていないが、その7萬は4枚のウチの3枚を別の人がアンコウで持っている。残りは1枚。しかも、荒さん以外の2人は7萬が来ても使えるので、この2人に入ったら絶対に出てくることはない。
確率は低い。出るとしたら、荒さんから。それしかない。
すると、荒さんに「東」が入った。
このとき、荒さんはどう思っただろう。
東は初牌。東はドラ。安易に捨てることはできない。ただし、東は自分の手に使える。純チャンからチャンタに手は下がるけど、東であがれれば、ドラ2がつく。結果に差はない。
当然、東で待つ。
理論的には間違っていない。
ところが、荒さんには見えていないが、その東は4枚のウチの3枚を親の土井さんがアンコウで持っている。東で待っている限り、荒さんは上がれない。
確率がゼロになった荒さん。
確率は低いがゼロではない土井さん。
このとき、必然を感じた。
振り込むのは荒さんだと。
そして、18000点の放銃。
・・・。
この局だけの運の流れは両者互角だった。でも、この半チャン全体の運の流れは、土井さんは最高で、荒さんは最低だった。そういうことだったのかもしれない。
もちろん、こういうのは偶然だ。でも、面白いのは、その偶然がつながると、まるで、必然のように見えてくるところなのだ。元来、麻雀は運の要素が強いゲーム。理論的に正しくても負けることがある。だとしたら、その「運」という偶然に「流れ」という必然を見いだそうとするのは、案外、間違っていないことなのかもしれない。
麻雀をテレビで見て、こんなふうに楽しめるとは思わなかった。モンド21さん、よくやった!(^^)//""""""パチパチ
実は、この局を見ていて、「人生どん底まで来た男が一発逆転の手を狙って怪しい商売に手を出し、さらにどん底に落ちる」というシナリオが浮かんだんだけど、これって、結構昔から麻雀マンガにあるんだよね。みんな、同じこと考えているのかもしれない。(^^ゞ
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